桂林は中国大陸の南端にある広西壮族自治区を貫く漓江両岸に、奇岩奇峰が連なる中国を代表する景勝の地である。古くから「桂林の風景は天下一」と称えられ、多くの文人墨客に愛され続けてきた。
山水画から飛び出してきたような奇峰の山々は漓江下りで楽しむことができる。全長437㎞の漓江の中でも、特に景観が優れているといわれる桂林～陽朔間83㎞をのんびりと遊覧船で下る。
この写真も遊覧船から写したものだがムードを出すためにブルーのフィルターをかけて夕景のように見せ、そのフィルムにあらかじめ撮影しておいた月を重ねて露光したものである。
こうした工夫をして一般の観光写真とはひと味違う写真を心がけたいものだ。
（情報誌フルフル第12号より）
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